2023/04/01

スティーブ・ジョブズの言葉をまとめた「Make Something Wonderful」を公開(Steve Jobs Archive)

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Steve Jobs Archive が、ジョブズの言葉をまとめた「Make Something Wonderful」を4月11日に発表した。

ウェブサイトApple Book、Kindle などの電子書籍、EPUBファイルのダウンロードも可能となっている。

Steve Jobs Archive は、ジョブズ夫人であるローレン・パウエル、ティム・クック、ジョニー・アイブらによるサイト。

タイトルとなった「Make Something Wonderful」は、2007年のアップル社内ミーティングで語った次の言葉から。(訳: DeepL)

There’s lots of ways to be, as a person.

And some people express their deep appreciation for their species in different ways.

But one of the ways that I believe people express their appreciation to the rest of humanity is to make something wonderful and put it out there.

And you never meet the people, you never shake their hands, you never hear their story or tell yours—but, somehow, in the act of making something with a great deal of care and love, something’s transmitted there.

人として、いろいろな在りようがありますよね。

そして、自分の種に対する深い感謝の気持ちを、さまざまな方法で表現する人もいます。

しかし、私が思うに、人が他の人類に感謝の気持ちを表す方法のひとつは、素晴らしいものを作って世に送り出すことです。

でも、愛情を込めて作ったものは、なぜかそこに伝わっていくんです。


https://stevejobsarchive.com/book



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2021/10/06

スティーブ・ジョブズ没後10年、アップルサイトの動画とティム・クックが社内向けに伝えた言葉

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2021年10月5日。スティーブ・ジョブズが逝去して10年が経過した。

アップルは、公式サイトのトップページで動画「Steveを称えて(Celebrating Steve)」を公開した。




ティム・クックCEOは、社内向けのメッセージとして次の内容を送った。

チームへ

今日は、スティーブが亡くなってから10周年を迎えます。彼の人生を祝福し、彼が残した並外れた遺産を振り返る瞬間です。 

スティーブは、"情熱を持った人々が世界をより良い方向に変えることができる "と信じていました。これは、彼がAppleを設立するきっかけとなった哲学です。そして、それは今日、私たちの中に生きています。

スティーブは、聡明で、面白くて、賢くて、夫であり、父親であり、友人であり、そしてもちろん、先見の明があるなど、さまざまな面で優れた人物でした。彼は私たちに、世界をありのままに見るのではなく、何ができるかを考えるように促しました。そして、私を含めた多くの人々が、自分自身の中にも同じような可能性を見出せるようにしてくれました。彼のことを考えない日はありません。

今年は、例年にも増して、私たちの製品が世界に与える影響の大きさを再認識させられます。人と人とをつなぎ、人の考えを変えさせ、人が自分の力で宇宙に貢献できるような、革新的なツールを作ることができるのは、本当に幸運なことだと思っています。これは、スティーブが私たち全員に与えてくれた多くの贈り物のひとつです。

私は、スティーブがここにいて、皆さんの素晴らしい作品の中で彼の精神が生き続けている様子を見たいと願っています。そして何よりも、皆さんが次に何をするのかを見てもらいたいと思います。スティーブはかつて、自分が最も誇りに思っている業績は、まだ来ていないものだと言っていました。彼は毎日、誰にも見えない未来を想像し、そのビジョンを実現するために絶え間ない努力を続けていました。

スティーブは特異な人物でしたが、彼は私たち全員に "飛ぶ "ことを教えてくれました。彼がいなくて寂しいですが、これからもずっと大切にしていきたいと思います。

ティム


参考記事:Tim Cook reflects on Steve Jobs’ legacy on 10th anniversary of his passing


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2020/05/21

スティーブ・ジョブズ インタビュー:企業ロゴへのこだわりとポール・ランド

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ジョブズは1985年にNeXT社を創業。
間もなくロゴを製作。その費用は10万ドルと高額で話題となった。

依頼したのはグラフィックデザイナーのポール・ランド、
IBMやABCテレビなど、企業ロゴにおいて最も知られた人物だった。


のち1993年。ジョブズはポール・ランドについてインタビューに答える。
なぜロゴにこだわったか。ジョブズの受け答えが興味深い。

日本語字幕あり(プレーヤーから選択)


ランドと IBMロゴ
ジョブズがインタビュー最後で絶賛しているのが1970年のIBMポスター。
ランドは1956年からIBMと関わり、1972年に今のロゴを作っている。



NeXTロゴ
NeXTロゴ。小文字の e には複数の意味が込められている。
ジョブズは e をもっと明るい色でと要求もランドは押し通した。


またランドへのオファー当時、同業IBMとの関係より断られるもジョブズがIBM経営陣に直訴し食い下がったため実現。


ポール・ランドの名著が新訳で復刊
ポール・ランドによる名著「ポール・ランド、デザインの授業」が
新訳となりBNN新社より5/26出版される。 


関連リンク:
Paul Rand: Modernist Master 1914-1996
Paul Rand - Wikipedia

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