2012/02/09

スタンフォード大学卒業スピーチの後日談「人生ははかない」

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Steve Jobs Life is fragile

「人生ははかない。」

2003年、スティーブ・ジョブズは膵臓ガンと診断された。しかし9カ月間も手術を拒み、結果的に肝転移し2009年には肝移植を受けた。


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2010年4月。ジョブズはある男性から一通のメールを貰う。男性は恋人を若くして肺ガンで亡くしていた。ジョブズは自身の経験から移植法案が通過するよう働きかけていて、そのことに対する感謝のメールだった。

これに対してジョブズは弔意と共に冒頭の言葉を贈る。簡素ではあるものの、ジョブズらしい実感がこもった言葉だろう。人生ははかない。


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少し戻って2005年6月。ジョブズはスタンフォード大学卒業式でスピーチを行う。点を繋げる、愛と喪失、そして死という3つの話。多くの人に共感を与える名スピーチとなった。
» スタンフォード大学 卒業式スピーチ「Stay hungry. Stay foolish.」


この名スピーチがうまれた背景には偶然めいたものがある。

ジョブズが卒業式スピーチを引き受けたのはガン発覚が一つの切っ掛けだった。卒業スピーチに何を話したらいいのか親交のある脚本家(後にジョブズの映画を脚本することになるアーロン・ソーキン)に相談を持ちかける。しかし数ヶ月経っても一向に返事がなく、ジョブズ自ら原稿を書いている。

これらがなければあのスピーチは、少なくともあの形では発表されていなかった。自身の複雑な生い立ち、死と向き合った人生観の告白。


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スタンフォード大学スピーチには後日談がある。

NHK「スティーブ・ジョブズの子どもたち」より

スピーチ後、ジョブズは講演を依頼した学生にメールでこんなことを書いている。恐らくスピーチを準備することでジョブズ自身の気持ちの整理が出来たのではないだろうか。

本当に本当にありがとう。あのスピーチを準備するのは、僕にとって本当に大変だった。でも、とても満足してる。(終わったあとは特に)
Thank you all very very much. It was really hard for me to prepare
for this, but I loved it (especially when it was over…).

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さらに5年後。2010年6月のイベントでジョブズは観客からの質問を受ける。スタンフォード大学でのスピーチに、今、何か付け加えるとしたら?と聞かれたジョブズは言葉を慎重に探して、こう答えている。
「そうだな 何を言うかな… 
きっともっと大きな声で話すだろうな。
なぜなら今はより強く思うんだ。人生ははかない。」


ジョブズがこの世を去る約1年前。その時の映像が残っている。

スティーブ・ジョブズ卒業式スピーチの後日談「人生ははかない」 - YouTube


ジョブズ自身のおかれた状況に対して、どういう想いだったのだろうか。ただジョブズがより強く伝えたかった言葉であることは間違いない。

"Life is fragile."  人生は儚い。


関連URL
・動画: Steve Jobs at the D8 Conference (iTunesよりDL可)
icon
・NHK: スティーブ・ジョブズの子どもたち ~ハングリーであれ 愚かであれ~
New Email From Steve Jobs: 'Life Is Fragile' 
スティーブ・ジョブズ D8 での対談、動画と内容など



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